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2007年9月27日 (木)

「世界JUDO」を観て・・・

Decoimage

※今回は、前回より更に長~くなってしまったので

時間のある時に読んでいただくか

内容的にも、ほとんど私個人の考え、想ったことなので

完全にすっ飛ばしてもらっても構いません・・・・・。

・・・・・

・・・

ウチの次男坊がTVで「世界JUDO」を観戦しながら

「お父さん!お兄ちゃんはサッカーやってるけど、オレは柔道をやりたい!!」

と、言い出した・・・。

別に今更カミングアウトするワケでも何でも無いが

私は今でこそ、「サーフィン、サーフィン」となっているワケであるが

実は幼い頃より「柔道」をやっていた。

そして今でも

極たま~に、付き合い程度で「道場」に呼ばれ、「稽古」したりもする。

で、以前、そんな私の「道着姿」を見ている次男坊が

TVの前にかじりついて「世界JUDO」を観ている私の隣で

何を思ったか突然言ってきたのだ・・・。

ウチの次男坊、「お笑い」と「ヒーローモノ」が大好きで

今も「ドラゴンボールZ」にハマっていて

人が対で「戦う」姿に偉く感動したらしい・・・。

その時ちょうど、「谷(旧姓・田村)選手」が

母となって初めて「優勝」を決めた時である・・・・・。

・・・・・

・・・

当時を知らない、今の私を知る誰もが

今の私の体系からはとても想像できないであろうが

幼い頃は細木のような体系で、更にそんな体系に見合ってなのか

お約束のように病弱気味であったため

私の健康を心配した両親の進めもあり

小学校1年生の時から地元の道場で柔道を習っていた・・・。

ところがこの地元の道場は

県下の中ではかなりの「名門」の道場であったため

最初こそ、「体力作り」の一環として始めたものが

小学生も、学年が進むにつれその「練習」はかなりストイックな内容となり

体力がつき、体が出来始める頃には精神的にも、「根性論」に洗脳されていた。

文字通りそれは練習ではなく、毎日、日々の「稽古」となり

その結果、試合でも自然と勝負の厳しさや楽しさが

当然、「稽古」と比例しての結果としてついてくるようになり

病弱気味だった自分が、いつの間にか強くなっていることに気が付いた。

更に相手に勝つことにこだわるようになった私は

幼くても、この「柔道」に魅了されハマったのである・・・。

高学年になると

小学生ながらも、その「稽古」は今では考えられないほどストイックな内容で

しかも小学生の頃より、学年の上下の中で

封建的な姿勢が徹底して存在していた。

そんな厳しい「稽古」と「環境」なので、当然のように

小学校を卒業するまで、道場を去る仲間の人数も多かった・・・。

がしかし私は、辞めなかった。

病弱気味のか弱い私を、自信がもてるほどの強さを与え

試合で相手に勝つ悦びを教えてくれたこの「柔道」が

私には無くてはならないものだとその時は感じていたからだ・・・。

小学6年になると、私達は県を制し、全国大会も経験した。

そしてこれまた名門の地元中学に行き

若くイケイケの厳しい先生の下で、これまたストイックな「修行」に励むことになる・・・。

中学時代、私は不本意ながら体を壊し

大好きな「柔道」が出来ないもどかしさから、荒れた時期を過ごした・・・。

目の前にはかつて県を制したメンバー達がいつもいた・・・。

私のいないかつての小学生の県を制したメンバー達は

中学生になっても県を制し

その仲間達と共に、全国のひのき舞台である畳の上に

同じように上がることは出来なかった私は

彼らの姿を眺めながら、必ず復帰することを自分に誓った・・・・・。

中3年の半ばから、なんとか「柔道」に復帰することができると

中学時代、なにも実績を残すことが出来なかった私は

両親の猛反対を押し切り

地元から少し離れた

県下で柔道の、これまた「名門」と呼ばれる高校を選んだ・・・。

そこで私は、同郷の仲間達との差を埋めるべく

死に物狂いで「稽古」と「自主練習」に励み

高校2年の時には、個人戦で柔道3タイトルで県で決勝まで行くことができた。

そして、この柔道のおかげで「進学」することもできたのである・・・・・。

・・・・・

・・・

で、何が言いたいのかと言うと

私は昔ほどではないが、今でも「柔道」が好きである。

ということを言いたかったワケで

そんな「柔道漬け」の青春を送った私であったので

当然、この前開催された

「世界JUDO」もTVの前でかじりつきながら観戦したのだ。

結果は誰もがご存知の通り

男子は散々たるモノとなってしまったワケであるが・・・。

結果は結果として、悔しくないとはとても言い切れない事実であるが

私が一番悲しく、驚きを感じずにいられなかったのは

その結果ではなく「JUDO」という競技そのもの・・・。

「柔道」から「JUDO」となったその競技は

私が数々の師から習った「柔道」とは

かなり異質なものとなってしまっていた・・・。

私が師から教わった「柔道」とは「格闘技」であり、「武道」である。

「武道」であるということで、礼に始まり礼に終わることは

共に血肉を削って戦った相手を敬う上でも

それは基本中の基本。いや、本道である・・・。

そして「試合」とは

真剣での勝負である武士の精神に則って

その昔は命のやり取りを懸けた、文字通り「死合い」と書いた。

それが、日頃の鍛錬の成果と強さを競うため

命のやり取りを無くした「士合い」となり

そして更に

磨き上げた己の技をもって競う

勝負や勝敗を試すための「試合」となったワケである・・・。

なので、柔道着の色は

すでに「死」を覚悟して勝負に赴く姿勢である「純白」の心を表し

武士の「死に装束」と同じ意味を持つ

「白」以外、在りえないのである・・・。

そして「一本」とはそれすなわち

相手を一撃、もしくは合わせ技をもって致命傷を与え

その相手が戦うことを継続することが出来なくなる状態

相手の動きを完全に制した状態を示す技に対して

(これは固め技、絞め技、関節技を含めた寝技)

評価するものであり

勝敗はこの「一本」で決まることが「柔道」奥義であり「試合」である・・・・・。

・・・・・

・・・

そんな考えは「古臭い」と言ってしまえばそれまでだが

幼い頃から取り組んでいた、私が教えられたこの「柔道」の「本質」は

今の「国際JUDO」においては全く意味もなさず

そして理解しがたいものとなってしまったように感じる・・・。

日本で生まれた「柔道」は

「JUDO」となり、瞬く間に世界へと普及し

「武道」の精神は受け継がれず、スポーツ競技のあり方だけが先行され

重視されるものは、鍛錬した「技」の切れや美しさより

つまらないポイントを拾い集めるような、力任せの

お粗末な出来損ないのレスリングのような「技」・・・。

「組合う」という本当の意味を理解出来ないがため

相手と組み合うことを積極的に嫌がり

足を取り合うだけの「JUDO」を

生みの親である「嘉納先生」は

天国からどんな想いで眺めていられるのであろうか?

優れた「武道」の本質や基本である「人体の秘密・宇宙の真理」に基づいて

永い年月を懸け、先人達の考えだした美しい数々の「柔道の技」の形(カタ)

そして何より、一番大事であるハズの

「礼を重んずる」精神は

世界には普及しなかったのかも知れない・・・・・。

・・・・・

・・・

私は「柔道」の指導者資格も審判員資格も持っているが

それは全て前世紀での「柔道」についての資格・・・。

そんな私が、息子に「JUDO」を教えることができるだろうか?

あらゆる競技の中でも「格闘技」と呼ばれるには程遠いモノとなり

競技自体の在り方として

私個人の意見を言わせていただくと

どう観ても、どう考えても、進化では無く退化してきている競技内容と「質」・・・。

私が成長期であった過程と青春時代の全てをかけて取り組んだ

愛する「柔道」の姿は世界と時代に翻弄され

日本から離れ「JUDO」と、姿も内容も質も変えてしまった・・・。

今大会の中継を観た「JUDO」を全く知らない人達の目から

この競技は魅力的に写ったのであろうか?・・・

子供達に夢を与える魅力を見せることが出来たのだろうか?・・・

私にはそんな「JUDO」がとてもつまらなく観えたのである・・・・・。

・・・・・

・・・

つ~ことで、ぐだぐだと愚痴るように長くなってしまい

オチもない内容に最後まで付き合って読んでくれた方には感謝です!

が、今回の話は

全くもって私個人の思いなので、サクッと流して下さい・・・。

でもって

チョット気分を治しまして、おまけ映像を・・・。

Mondo Grosso feat. Blu - BLZ

何回観ても、このPVの中盤から出て来る見事な「払い腰」を決める人物が

「柔道時代」の私の後輩にそっくりである・・・。

つか、その女性もんの下着を着けた姿も、余計にそいつとかぶる・・・。

女装好きなあいつ、元気でいるだろうか?・・・・・

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コメント

へ~っ!
もしかして、道場開いちゃう?(笑)
自分の好きな道に、Jr.が興味を持ってくれると・・・
嬉しいよね!

ポイントで勝負が決まるのも・・・言われてみれば・・・切ないというか・・・。

そもそもの”道”の姿が見えなくなってるの?

Yupeeの柔道着姿、サマになってるやろ~な!

投稿: ENMAM | 2007年9月27日 (木) 19:41

わお!!!!!
次男くんの写真。。。。。やばいね~!
かなりうけるんだけど!!!!!
男の子には柔道とか武道やらせるのはいいね~!
っつ~か、自分から「やりたい!」って言うのが大切だね!
親子で柔道の稽古なんていいじゃん!!!!

投稿: ☆mitsu☆ | 2007年9月28日 (金) 12:27

>>Mam どもども。
なんつ~かね・・・
外国の方には、なかなか日本の「礼節」ってものの大事さが
解からないってのか、馴染めないようで・・・。
「文化」の違いの差っていうのも
なかなか埋めることが出来ないってのと一緒なのかなんなのか・・・。
日本では「武道」と言ったら
先ず、そ~いう部分を徹底的に教えられるワケなのよね。
まともに「礼」も出来ない選手、または審判員なんかを
国際試合なんかで観るのは
オレにはとても耐えられないことなのね・・・。
でもって
まともに組み合ったら負けるつっての
あの醜い「技」の連発行為にも観るに耐えられない無様な姿。
「武道家」の精神に則った「正々堂々」の勝負でも
なんでも無いワケなんだよね・・・。

って、「柔道」の話になると
ついついアツクなってしまいゴメンなさいw
ちなみに
昔の「道着」がかなりきつくて
「帯」に限ってなんかは、巻くのには足りなくなっていて
相当落ち込みました・・・・・。
 
 
 
 
>>mitsuちゃん どもども。
流石、mitsuちゃん!
mitsuちゃんなら必ずソコんとこに喰いついてくれると思ってたよ!
ウチの次男坊、「お笑い」大好きで
一緒にTVで「世界JUDO」観た後
風呂に入る前、突然オレの前に「その姿」で現われて
「うっしゃー!!おぱっぴ~!」
とか叫んできやがったのよ・・・。

「サーフィン」や「柔道」をやらせるってことより
「吉本」入れようかと、考えさせられています・・・・・。

投稿: Yupee | 2007年10月 2日 (火) 15:35

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