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2008年9月23日 (火)

No Surf No Life ・・・

Radiohead-No Surprises

「トキメキもおどろきも ないほうがいいんだ・・・。」

と、唄い終わるこの詩。

今ある日常社会の部分にある、見逃してしまいそうな小さな「場所」から

深く大きなメッセージを伝える彼らの音楽は

私達以外の「誰か」にも

祈りをささげているように聞こえてきてしまう・・・。

それはとても小さく簡単にかなえられそうな

普段の日常にあるささやかな出来事であるハズなのに・・・・・。

・・・・・

・・・

「 宇宙から見れば、人の人生とは本当に儚いものである。

 それは、どのくらい儚いものかと云えば

 水鳥が水面から飛び出し、その水のしぶきが草の葉に落ちる

 その滴が月明かりに照らされ

 瞬きくらいの時間だけ静かに光る瞬間があり、また水面に落ちる。

 その光る瞬間は

 それは誰かが気がついてくれるかも知れないが

 誰も気がついてくれないかも知れない瞬間・・・。

 偶然に起きた出来事かも知れないが

 現実に起きた出来事でもある瞬間・・・。

 宇宙から見れば人生なんてそんなものだ・・・・・。 」

先週、取引先担当者の親父さんの御通夜の席で

通夜を取りはからう導師様がこのような説法を

何十世紀も前に説かれていた人がいると云うことを

説いて聴かせてくれた・・・。

私はその静かな席の中で聴いていたワケだが

実は亡くなられた方とは一切面識も無く、会話すらも交わしたことが無い・・・。

なので当然、亡くなられて初めてそのお顔を拝見し

初めて会ったのに

その方は誰とも会話をすることが出来ない姿になっていて

初めて会ったのに

この世界からその方を見送ることになってしまったのだ・・・。

そんな席の中にあってこの説法を聴いた時は

この世の儚さのようなものが

フラッシュバックのように私の心の中を揺さぶり

私がこの席に、偶然居合せたことにも意味があるのだろうと考えさせられ

そしてそんなことも、「儚き事」の一部でしかないことを教えられた・・・・・。

・・・・・

・・・

そんな先週末土曜日

期待していた台風スウェルに恵まれることは残念ながらなく

その代わりにと云っても十分すぎるくらい

訪れていたNG氏と友人、家族と共に楽しいBBQの宴に酔うことが出来

更には翌日、地元より遠く離れた場所にて

これまた偶然に仲間内だけの楽しいサーフセッションを

心から満喫するという現実に恵まれた・・・・・。

・・・・・

・・・

週が明けてみると

立て続けに幼い命が犠牲になるニュースが世間を揺さぶり

更にはその内の一つの犯行が

実の母親の行動によって引き起こされた事実であるということが

家族で楽しく晩飯を取っている最中

TVのニュースから繰り返し報道されていた・・・。

そしてもう一つの事件の犯人はまだ見つかっていないことも・・・。

私は、私の両隣に座り、このニュースを一緒に観ている息子二人の顔を

交互に何回もそっと小さく眼だけで眺め、様子をうかがっては

他の番組にチャンネルを替えた方がいいのかと、真剣に考えた・・・。

そして、今朝も昨晩と同じシュチュエーションに

何度も自分に自問するように考えさせられ、悩んだ・・・。

その事件の犯行の意味は私には全く理解出来ない。

どんな背景や状況があったかは

この先きっと明らかになっていくハズであるが

同じ親、家族を持つ人間として

何がどうなってしまえばそんなことが起きてしまうのであろうか?・・・・・

・・・・・

・・・

そんな事件が起きている中

同時に自民党総裁選が終わり、新しい総裁が決まっていた・・・。

新しい総裁は

実家の使用人は実に50人以上と云われる資産家出身であり

政治家のサラブレットである人物・・・。

私達がいくら想像しようとも、全く想像することも出来ないくらい

スケールの違い過ぎる生活水準を生きている人である・・・。

なので、そんな人達の悩みや志は

やはり私達では想像もつかないほど大きなスケールに違いない。

きっと、とても小さな事実や現実に苦しみもがき

何とか必死に

小さな幸せを求めながら、小さなものを守り

静かに活きている者の小さな苦悩とは

全然スケールの違う悩みだろう・・・。

そんな人がこの国のトップに立ち

小さな苦悩に四苦八苦している人達の為に仕事を成す・・・。

果たして、本当にそんなこと出来るのだろうか?

生まれた時から、環境も生活様式も何もかも全く違う

いうなれば全く違う人種にさえ想えるような人達に

庶民のことを考えろと言っても

それはそれは、本当に意味のあることだろうか?

就任のあいさつの時にさえ

口から出た言葉は、私達に向けたメッセージは何もなく

選挙に向けた意気込みを語り

自分たち一握りの人種の保守を誇示したい意気込みばかりを語る・・・。

その人の地元の商店街の人たちの反応は

地元のヒーローであるハズの彼に対しての反応とは程遠い

冷やかな、盛り上がりも何もない寂しい状況から判断することが出来る。

その地元で盛り上がっているのは

その人と同じ名の入った企業とその傘下企業のみだろう・・・。

そして、前任の人なんかに限っては

開き直りも素晴らしく、まだ政治家として居残ると言っている始末・・・。

そんな政治的動向を観ていると

例え政権が変わったとしても

同じセリフに同じ人種のあの人たちから

私達に与えられるものは、小さな希望も感じられないものだろう・・・・・。

・・・・・

・・・

小さな存在の私達は

小さな者たちが集まる中で、自分を守り、家族を守り

そして独自に必死で生きていくしかないことを悟らなければならない。

人間社会は共有する出来事があって始めて成り立つ。

それぞれ共有する出来事の違う者達との関わりは

その両者が納得する、新しく共有出来ることが見つけられない限り

大概上手くいった試しは無いことも事実・・・。

多様化し過ぎたこの社会において

共有できることの違いは

人種の違いさえも感じてしまうほど

人と人との繋がりが不器用になり、上手くいかなくなってしまった私達・・・。

それはあらゆる世界の人達にも云えるかも知れない・・・。

仲間意識を持つ仲間が増えることで

悲しいかなどんな小さなことでも

同時に敵対するものも見つけなくてはならないのだ・・・。

そう、まさしく矛盾だ・・・・・。

・・・・・

・・・

最近観た映画の中のワンシーンのセリフで

おもいっきり衝撃を受け、悟られたセリフがある。

「 社会の変動は誰にも止めることが出来ない・・・。

 もし、何かが変えられると想っているなら

 それはただのうぬぼれでしかない・・・・・。」

その言葉は深く重く私の中に入り込み

そして私を納得させる言葉となった・・・。

最近は悲観することばかりが耳をつく

果たしてこれは、私がそんな歳になってしまっただけなのか?

それともこの社会がそうなってしまっているからなのだろうか?

どちらにしろ

いい波の中でこんなことは

全て忘れられているって事実だけは

揺るぎ無きことであることに、私は救われているのだ・・・・・。

 

 

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2008年9月16日 (火)

女心と秋模様・・・

Radiohead-House of Cards

昨年末に発売されたアルバム、「In Rainbows」に収められているこの曲は

爽やかなメロディーとは裏腹に

その歌詞の内容は、大人の情事・・・

つまり「不倫」をテーマにした内容にも聴こえるという

意外とディープな中身の曲・・・。

このPVもかなり斬新でクールな映像の仕上がりになっています・・・。

そしてレイヴのパフォーマンスでも、是非観てみたい一曲でもあります・・・・・。

・・・・・

・・・

015つーことで

台風からのグランドスウェル到来の期待を

日本中のサーファーが寄せていたであろう今回の連休・・・。

残念ながら私のホームである伊豆方面は

期待していたほどのグランドスウェルにありつくことは出来ませんでした・・・。

それでも

何とかサーフィンとなる波に久し振りにありつくことが出来たこともあり

実に、2週間ぶりのサーフィンは

これからの「台風シーズン」に備えての

ウォーミングアップ的なサーフィンとなったワケです・・・。

しかし

台風らしからぬウネリにイマイチしっくり来なかったのも事実で

それより何より、私を困らせたのが

あまりにも長過ぎるセット間隔のコンディションのおかげと

まだまだ夏の陽気が残る伊豆と、3連休が重なったせいで

海の中のサーファーの数はそれはもう混雑極まりない状況・・・。

そして更に

海の中のサーファーのレベルも幅広いものとなっていて

たぶん、今年の夏頃から始めたであろう人も多く

トラブルや接触事故等も

私が入っていた時間帯にも多く見られ

その当事者にならなかったこと自体がラッキーなのでは?

と、感じるくらい、海の中は凄まじい混雑ぶりでありました・・・。

更に更に

潮が干潮に向かい、波が形良くブレイクし始めると

私がいたポイントに限っては、ビーチブレイクであるのにも関わらず

ピークは完璧な「1ピーク」となり

乗れる波は、長い時間をおいてやってくる僅か数本のセットのみ・・・。

という状況に

初心者や、多方面からやって来たビジターサーファーに乗れる波は

全くの皆無状態であったという事態に・・・。

そんな状況の中

私にご遠慮を促されたサーファーの方もいると思いますが

ローカルコンディションである状況と事態を読み取れないことは

せっかくの休日の楽しいサーフィンも台無しにしてしまうくらい

具合の悪いことであるので

ローカルポイントな事態となっている時は

勇気をもって避けることも大事なことだということを理解して下さい・・・。

んでもって、そんな中で

今回のスウェルに標準を合わせ

またまた我が家に訪れていた親友NG氏。

彼はこうした海の雰囲気と事態をよく理解している

いわゆる「ソウルサーファー」であるので

ローカルピークは極力避け

ローカルサーファーの姿が無い場所で

本当に意表をついて入ってくる貴重なセットに狙いを定め、じっと待ち

ローカル以上にいい波を捕まえ、サーフィンを満喫しておりました・・・。

こういう彼のような「魂」を持ち、鍛えられている人は

サーファーとしての大事な本質を大変理解しており

技術は勿論のこと、あらゆる海の経験を積むことが

本当に心からサーフィンを楽しむ「秘訣」であることを

私は彼から身をもって、改めて教えてもらった気が致しました・・・・・。

・・・・・

・・・

そんなこんなで

改めて先週の伊豆の「波」を振り返ってみると・・・

金曜、土曜は間違いなく関東沖を通過した熱帯低気圧からのウネリで

それよりもサイズアップした日曜日の波は

そのセット間隔の異常な長さから

台風13号のウネリでは無く、熱帯低気圧の残りのウネリ(東ウネリ)と

太平洋上は、はぁ~る~か南で発生し

先週中ごろから、南カルフォルニアやハワイにまでウネリをもたらしている

日本近海の天気図上には全く表れていない

南極生まれのモンスター低気圧からのウネリなのではないか?

と、私は思いました・・・。

で、肝心の台風13号からのスウェルはこれからで

台湾周辺に甚大な被害をもたらしている今回の台風は

更にレフト側へとオフザリップするように方向を変え、ボトムターンしながら

日本列島の太平洋側を沿うように移動する予想が出ています・・・。

こんなことから、近すぎる台風の進路は波をもたらすと同時に

サーフィンに全くならない強風を伴ったものとなるため

この週末も、あまり期待できる波にならず

それより何より

「強風」、「大雨」の方が深刻な問題になってきてしまいます・・・。

台風はその進路や動向を予測するのはいまだに難しく

更に秋のような季節は大陸からの高気圧が東進し

その間にも前線や小さな低気圧が次々と発生するため

高度なコンピューターが発達した現在でも

はっきりとした予測は不可能と云われています・・・。

この時期はまさしく、「変わりやすいのは女心と秋模様・・・」の如くです・・・。

「台風だなんだと喜んでいられるのは束の間の出来事だったよ・・・。」

なんてこと言って

しょぼくれるような事態だけは、なんとか避けて頂きたいものです・・・・・。

 

 

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2008年9月 9日 (火)

There There ・・・

Radiohead-There There

「 真っ暗な中  ぼくは散歩する

 きみという風景の中を

 お喋りしていると  折れた枝に足を取られる

 感じるからといって  そこにあるとは限らない

 感じるからといって  そこにあるとは限らない

 いつだってセイレーンは歌をうたって  きみを難破へと誘っている

 このあたりの岩には近づくな

 さもないと  ぼくたち歩く災難だ

 感じるからといって  そこにあるとは限らない

 感じるからといって  そこにあるとは限らない

 

 ほら、そこ

 どうしてそんなに青白くて孤独なの?

 きみはぼくには天の贈り物なんだよ

 

 ぼくたちは事故

 いまにも  いまにも起きそうな

 ぼくたちは事故

 いまにも  いまにも起きそうな・・・・・ 」

・・・・・

小説家、村上春樹の作品にも

インスピレーションを与えたと云われるこの曲と詩。

それを創り出したトム・ヨークの世界感は

あらゆるジャンルや、国をも超えた人々に影響を及ぼしてしまうほど・・・。

私達も、この曲と詩から

インスピレーションを感じ、トムからのメッセージを受け取ることが

きっと出来るハズ・・・。なのでは?・・・・・

・・・・・

・・・

003つーことで

先週末は波も無いし

ウチの長男はサッカーの試合で不在のため

一人取り残された次男坊の

「オレ、飛び込みできるところに行きたい!!」

というリクエストに答えて

飛び込み&磯遊びのできる南伊豆の海岸へ、またもや足を運んで参りました・・・。

んでもって

この海岸に来る前の午前中は、ホームにて

この次男坊にサーフィンのレッスンをして

更に、大浜で開催中の「Big Shower」なるイベントにもお邪魔して

たらふく腹ごしらえを済ませてから

いざ、磯遊びへ・・・。

ってなことで

海系の我が家族は

なにはともあれ、「海」ってなジャンルと

「まだまだ夏!」ってな雰囲気があれば

波の無い休日だって、クタクタになるほど遊んじゃうワケであります・・・。

もう海水浴シーズンも終わり

ビーチに咲きほこるパラソルが寂しいくらい見られなくなった海の風景・・・。

でも、まだ夏気分を味わうことも出来るこの「伊豆」という場所で

自然とふれあい、育っていけるという

子供達にはこの上ない環境だということを

何十回も橋の上からダイブを繰り返し

顔面を水面に強打し、鼻血を垂らしながらも

それでも尚ダイブを続ける次男坊の姿を観ながら

しみじみと感じました・・・。

011それでも、夕方になると

ゆるやかに吹く風が、海水で濡れた肌を通る過ぎると

その風の冷たさに

「あぁ・・・。本当に夏が終わってしまったんだな・・・。」

なんて、けっこう感傷的な気分にもなったりもしました・・・。

Pc_typh2_0813

太平洋上に台風発生の天気図をみるや否や

「やっぱりサーファーの季節はこれからでしょ!」

なんて、あっさり気持ちが切り替えられて

まだ見ぬ「台風スウェル」に心の大半を奪われてしまうのは

まだまだ修行の足りない

「おっさん体系をした中身は子供。」な、私であります・・・・・。

・・・・・

・・・

つか、やばいっす・・・。今週、来週と普通に忙しいっす・・・。

「台風スウェル」が来る前に

あらゆる「いいわけ」を考えなくてはいけません・・・・・。

 

 

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2008年9月 3日 (水)

ど~なる?日本・・・

Radiohead-Creep

今から5年前の2003年の日本の熱い夏を

更に熱狂的な夏とした「Summer Sonic 2003」。

圧倒的なパフォーマンスで

その場にいた全てのオーディエンス達の魂をも昇天させてしまった彼らの映像は

こうして改めて観ても、その時の興奮が甦ります・・・。

今度はいつ、そんな彼らのパフォーマンスがナマで観られるのでしょうか?

一度でも彼らのLiveを経験してしまったら

絶対虜以上の中毒となってしまうのではないのでしょうか?・・・・・

・・・・・

・・・

さて、もう暦はもう9月。

8月後半は8月らしくない涼しい陽気が続いていましたが

9月に入ってからは、毎日残暑の厳しい日が続いていますね。

しかも、おもいっきり不快感を感じさせるほどの蒸し暑さで・・・。

んで、そんな蒸し暑い残暑が残る中

私は遊び過ぎた夏休みの「ツケ」を払うように

過酷な現場の依頼を受け

その仕事に毎日汗水垂らして向っているワケでありますが・・・

そんな9月に突入して間も無く

とんだニュースが世間を騒がしています・・・。

そう、ここ何日TVを点ければ必ず話題となっている

「突然の首相辞任」関連のニュース・・・。

今更、わたくしなんかがこんなところで、あ~だこ~だと言って

この国や世の中が、ど~にかなるワケでもなんでもありませんが

疲れた体を引きずって家に帰り

繰り返しニュースに映し出される「総理の辞任会見」を観て

本当に呆れ果て

「ど~しても、なんか言わなきゃいられない・・・。」

ってなことで

この場所を借りて、おもいっきり愚痴ろうと思います・・・。

なので、ここから先の話は

愚痴が8割以上を占めるお話になるので

「その話題関連の話は、もうウンザリだ・・・。」

なんて思っちゃったりしている方は、普通にスルーしちゃって下さい・・・。

しかも、多分、やたらと長くなると思いますから・・・・・。

・・・・・

・・・

前任の安部さんが、スキャンダルや事件とは全く関係無く

おもいっきり無責任を決め込んで、バックレリタイヤ辞任をしてから約1年

そのあとを受け継いだ福田さんも

全く同じようなかたちで、自分のやるべき使命と仕事をバックレた・・・。

TVで観た福田さんの辞任の理由を私なりに直訳してみる・・・。

「一国の首相として、一生懸命頑張ってやろうとしたけど

 みんな僕の言う事なんか全然聞いてくれないし

 もう本当に嫌になっちゃったから

 あとは、次の人に全部任せて、僕、もう辞めちゃいます!・・・・・」

直訳と書いたが、何をど~しても

私にはこうとしか聞こえなかったってのが本音だ・・・。

なんという無責任な理由だろう・・・。

前任の安部さんの時も、本当に愕然としたが

また同じことを繰り返す結末に、怒りどころか開いた口が塞がらなかった・・・。

この国の「内閣総理大臣」というポストは

二人続けて、しかもたった1年程度やったところで

「嫌になっちゃったから辞めちゃいます!」

つって、ぽんぽん代わることが出来るくらい

威厳もへったくれもないほどの、簡単なポストなのだろうか・・・・・?

こんなことは、時代が時代なら

本当に「切腹、自害」を免れないくらい、許され難きことではないだろうか・・・・・。

・・・・・

・・・

「切腹」といえば

その昔

「武士」が国を治め、支配していた「徳川幕府」は

実に260数年もの間、この国を統治していた・・・。

その統治の礎は、厳しい封建制度の中に成り立っていたワケであるが

明治維新から今に至るよりも、遙かに長かった「徳川政権」は

世界中を見渡しても

例がないほど国家として、実に良く成り立っていたワケである・・・。

しかし何故、厳しい封建制度の中で

一つの政権がこれほどまで長期に渡って支配できたのか?

という理由には

完全地方自治制度の中で、国と地方が同じ政策をもって

平和な世の方が、絶対的に民が言うことを聞いてくれることに気が付き

それを実現させる為に政治を行っていたからだ・・・。

更にその頃は

「武士」の哲学がしっかりと存在し、浸透していた。

その代表的な言葉に

「武士道いふは、死ぬ事と見付けたり」

と云うものがある・・・。

これは、生きるために何かを成すのでは無く

死ぬために、何かをするという武士道の美学を説いた言葉である・・・。

だからと言って勘違いしてもらっては困るが

昔の人は皆、決して「死にたがり」だったワケでは無い。

人間は誰しも死ぬ。だからこそいつでも「死」を覚悟しながら

物事をつきつめ深く考えれば、自ずと良い答えが見つかり

そしてその時に一番理にかなった行動が出来ると云う意味だ。

つまり、真剣を用いての生死を賭けた勝負において

「死ぬ事を見付けた」者こそ

相手の特徴や弱点というものを研究し、あらゆる策を練ることが出来る

そしてその為に修錬したことを実戦で行動することによって

更に生き残ることが出来るのだ・・・。

昔の「道」を説き、実践してきた人達は皆知っていたのだ。

「死」を知ることが、「生きる」ということだと、云うことを・・・・・。

・・・・・

・・・

この近代社会において

こんな哲学はナンセンスだと云うことは百も承知であるが

失われた哲学はあっても

その中にある「道」は失われてはいけないのではないのかと

ここ最近つくづく想う時がある・・・。

「道(タオ)」とは人が生きるための大事な使命を見つけるための「道」であり

そして人が生き続ける限り探し続ける「道」である・・・。

この「道」を説く者が次の世代にもしっかり継ぐことが出来ないと

人の社会のコミュニティーは「混沌」しか訪れなくなる・・・。

「道」を示さなくてはならない立場の人間が

「道」を誤り、失敗や「死」を恐れ逃げ出してしまうことは

その教えを継ぐ者の「死」すら招くことになってしまう・・・。

その例えが

悲しいかな、今回の「首相の辞任」に私は重なったのだ・・・・・。

・・・・・

・・・

TVで涙交じりに訴える一国の首相の無責任な言葉と姿は

明日の国を担うだろう、まだ社会のなんたるかに揉まれてもいない多くの若者達に

どのように映り、感じたのかな・・・。

「ほら、偉そうにしてる大人だって、嫌になればすぐやめるワケだし・・・。」・・・・・

・・・・・

・・・

少なくても私の子供時代は

「日本で一番偉い人は?」

と、質問されたら

「そ~りだいじん!!」

と、はっきりと答えていた記憶がある・・・。

今、同じ質問をして、同じことを言ってくれる子供達は果たして?・・・

子供が感じていることは、必ず家庭にも反映され

一国の首相たるものが安易にとった一連の姿は

そのまま社会の縮図でもある家庭にも

反映されることになってしまう恐れがある・・・。

親としての使命を放棄する姿が、後を絶たないと云ったように・・・。

また、そうした間違った「道」を見て育つ世代も

また「道」を見つけられず、「混沌」をさまようばかりなのである・・・。

兎にも角にも

「ただの茶番だ・・・。」

なんて、簡単に済ますような問題にしてしまっては

確実にこの国が「終わる」と云う事を

民である私達が早く気が付かなくてはならないのだ・・・・・。

・・・・・

・・・

今も、目まぐるしく変わり続けている世界情勢と地球環境・・・。

「道(タオ)」の無い大人によって

全くの空白の2年間をつくってしまった政界の行く末は

私達が平和で暮らして活ける「道」を取り戻すことができるのでしょうか?

それよりも先に

民である私達から

もう一度「道(タオ)」を取り戻して示してゆくことが

今、一番求められていることかも知れません・・・・・。

 

 

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