« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月31日 (水)

皆さん良いお年を!

Mondo Grosso-Graceful Ways

015

山肌の隙間に

燃える焔のような朱色を咲かせていた紅葉は

季節変わりと共に、カラカラと

燃え尽きたように消えてしまった。

そして水分を無くした山々は、次第に荒々しい山肌を晒すと

燃え尽きた紅葉の灰が、まるで神様のチカラで純白に浄化され

それが後に天から降り注いだみたいに

真っ白な、美しい雪化粧を施した姿に変わる。

海は澄んだ空気の中、光だけが眩しく感じる太陽光線に照らされ

輝きを空と同じ色に変えながら、それは美しい青色を取り戻す。

冬には冬の、とても美しい自然の姿があり

私達人間は、その自然の雄大な姿を観ているだけで

心を奪われるほどの感動をもらえるという、とても贅沢な生き物なのである・・・。

 

この年の瀬

先月辺りから、信じられないくらい世の中の雰囲気が変わり

その波動は、来年にかけて、あらゆることが目まぐるしく現われて

私達の生活に、何かしらの巨大な影響を、更に与えることになる気がします・・・。

資本主義経済の基本でもある、競争原理の法則が崩れ

肝心な競争相手が何もいなくなってしまったら

それは一体、どんな世の中になってしまうのでしょうか?・・・

 

これは私の勝手な思いなんですが

私達、特にこの日本に限っては

今までが異常過ぎるほどに、恵まれていただけ。だと思っています。

そんな日本も、これからは

厳しい環境、厳しい生活水準を強いられているような諸外国と同じように

貧富の格差が大きく広がり、多くの人が男女関係無く

個人個人の、本当に「ただ生き抜いていくためだけ」のスキルが

最も必要とされるような環境になるかも知れません・・・。

今の世は、モノがあふれ過ぎ、価値もありがたみも分からなくなり

あらゆる「モノ」何もかもが、更に人間さえもが

使い捨てされるモノのように

ただ生き急いでいるとしか考えられない世の中だと

私はそう思えて、たまらなくなる時があります・・・。

あなたは、生き急いでいませんか?

自分の生き方に、少しでも自信を持てることがありますか?

使い捨てしたり、されたりしていませんか?・・・・・

・・・・・

・・・

 

075(←NG氏撮影ありがとう!)

何にせよ、私もその

恵まれた国に生まれた恩恵を目一杯授かり

仕事もサーフィンも出来る環境があるわけなんですが

このスタイルだけは、来年も無事に続けられるように

あらゆる努力は怠らないで、更に頑張って参ります!

んでもって

このBlogを通じてお知り合いになった皆様

そしてココを拝見してくださっている友人、先輩、後輩の皆様

更にココを覗いてくださる多くの皆様

今年も本当にお世話になりました!

そんな皆様にとって

来年はもっともっと良い年になりますように、私も初詣で祈ってきます!

そして来年も

ココでのお付き合いを、変わらず宜しくお願い致します!!

では皆様、本当に良いお年を迎えて下さい!!!

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月25日 (木)

呪われた夜の日・・・

Dsc0033412月の年の瀬、24日の夜

私の親父は暮れの忙しさのために

家にいて、家族と一緒に食事をする姿を

幼い頃の私はただの一度も見たことがなく

母親に至っても、稼ぎ時であるこの日の夜は

近所のお肉屋さんに注文してあった「チキン」と

簡単に作っただけの料理を置き、慌しく家を飛び出していった・・・。

私は残された祖母と二人で夕食を囲み

どうやって食っていいのか分からない「チキン」を、二人目の前にして

「こんなもん、わしに食えるわけがねぇ~・・・。」

と、文句をたれる祖母は、簡単な料理だけ手をつけ、夕飯を手早く済ませると

とっとと寝室に行ってしまう・・・。

残された私は独り、面白くとも何とも思わなかった特番のTVを観ながら

「チキン」を頬張り、簡単な料理を口にし

孫の私を、目に入れても痛くないほど可愛がっていた離れて暮らす父方の祖父が

サンタになりすまして、届けてくれるプレゼントの中身を

おもいっきり冷めた気持ちで想像しながら

嬉しい気持ちや浮かれた気分など、少しも芽生えることはなかった・・・。

何故なら、幼い私に毎年訪れるこの日の夜の仕打ちが

全く文化の違う風習を押し付けられただけのイベントを

何故かやたらと騒がすオメデタイこの国の世間のおかげで

普通の外国人さえ見たこともないのに

尚更実感のない外国の、わけのわからないじいさんがわざわざ日本に訪れて

この現実を打破してしくれるなんてことは

子供心にこれっぽっちも感じさせることはなかったワケで

更には

近所の会社勤めの父親と、普通の専業主婦の母親を持つ家庭の

その家の灯りから聞こえる楽しげな喧騒や

TVから聞こえてくるそれらしい音楽や何もかもが

幼いの頃の私には、たった独りで過す夜の怖さや淋しさを

余計に増幅させるだけのものにしか感じさせなかったためである・・・。

そのため、サンタなんてものの存在を否定させ

すっかりひねくれ、歪み切った幼い頃の私は

子供がねだるには高価過ぎるほどのプレゼントを

祖父や親に、あてつけのように冷酷に頼み

「ふん・・・買えるもんならかってみやがれ!」

ってな想いを込めながら、大嫌いな独りの夜を過ごしていたのである。

私にとってこの日の夜は、まさしく「呪われた夜」以外なにものではなかった。

そして歳を重ねるごと、益々この日の夜を呪うようになってしまった・・・。

 

このひねくれたガキの頃のトラウマは

身体が大人になっても早々消えることなく

世の中が浮かれまくるこの日の夜を

私には、ど~しても好きになることが出来なかった・・・。

人の親となった今

年の瀬の忙しさに追われる日々の、あの頃の父親の都合を理解し

母の思いも、祖父の気持ちも何となく分かる気がした。

それでもやはり、ガキの頃の忌まわしい想いに、嫌悪感が離れない・・・。

 

そんな日である昨日

建前の下準備に追われる大工さんの、慣れない仕事を手伝い

日が暮れるのが早い夕方

クタクタになりながら現場をかたずけている時

その現場近所の、昼間はなんてことないと思っていた普通の家が

夕方5時きっかりに

それは見事にライトアップしたありえない瞬間と景色を観てしまった・・・。

思わず写真を撮りながら

「うっわ~・・・このウチの人達は、エコだなんだと言えね~な。絶対・・・。」

と、背後から身震いしながら眺めてるであろう

消えかかる夕日に照らされた美しい富士山の気持ちを考えてしまった・・・。

車で帰る帰路、街中観る景色は何処もかしこも

私が理解することは出来ない雰囲気一色で

更には、年の瀬のありえないくらいの渋滞にハマり

そんな中を、車を運転中に猛烈に襲われた眠気と、私は生死をかけて戦い

それこそ生も根も疲れ果て

やっとの思いで我が家に辿り着くことが出来た・・・。

やっぱり私は、この日を好きになることは無理だと思った・・・。

 

玄関を開け、疲れ果てた私を笑顔で迎えてくれた子供達。

子供達は、私が体験したガキの頃のトラウマを

絶対にさせてはいけないと考えていた嫁さんの

血の滲む努力が実ったのか、何なのか

サンタさんの存在を信じてやまない、不思議なコゾー達となった・・・。

そんなコゾー達と一緒に家族そろって

嫁さんが特別に用意してくれた

普段は御目にかかれない豪華な食事を囲み、酒を呑んでいると

何故か失った時間を取り戻した錯覚に陥り、目頭が熱くなった・・・。

私はその顔を家族に見つからないようにそっと抜け出し

洗面所に行って顔を洗った。

洗い流した顔を上げると、鏡に映った自分の顔を見つけた。

すると何故か、白目が赤くなっている自分の顔に

幼い頃の呪われた夜の日の、あの時の自分の顔と重なった・・・。

そして少しづつ

呪いが消えはじめていると

感じさせる夜になっていた・・・・・。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月19日 (金)

Memory of 19 Vol.7・・・

Infected Mushroom-Heavy weight

腕時計も何も持っていなかった私は、商店街の時計柱で時刻を確認すると

「うわっ!やっべー!!」

と、足を速めた。

寮までは電車を使って帰るのだが

時刻はすでに最終電車が終わってしまう時間まで

あと15分程度しかなかったのである・・・。

先輩と待ち合わせた居酒屋には、もうすぐまで来ていたが

もし先輩がそこにいなかった場合、最終電車はぎりぎり間に合うかどうかで

それより何より、規律厳しい寮の門限には絶対に間に合わない・・・。

「マジでヤバいぜ・・・」

先輩が一緒であれば

暗黙の了解のうちに、そんな門限さえも許されることなのだが

もし先輩がいなく、私一人だけで帰ったとしたら

寮の規則に反したとして

どんなことが待ってるかも考えられないくらいの、ヤバい状況だった・・・。

そう考えると、さっきまでの夢の世界が全てすっ飛び

今度は厳しい現実世界に戒められ、青ざめながら脅えた・・・。

もう待ち合わせの居酒屋に、先輩はいないかも知れないと思った・・・。

けれどそこに行かなければ、この現実の先は無い。

いや、もし先輩が私と同じく、夢のような想いをしていたとしたら

先輩がこの待ち合わせ場所に着くのも

きっとこのくらいの時間になるだろう・・・とも思った。

そんなこんなで息を切らしながら、居酒屋のビルに辿り着いた私は

思い切り願いと祈りを込めて、店のドアを開けたのである・・・。

 

先輩の姿は

開けてすぐの、カウンターの前にしっかりとあった。

本当に救われた・・・。と、思った・・・。

けれど、ほっとするのもつかの間

先輩の顔を見るとすっかり酒が入り

しかも、その目はもの凄い眼光で私を睨みつけている・・・。

思わずビビって先輩の眼光から目を伏せた。

「うぅぅオイッ!!!」

まるで猛獣さながらに、先輩が私の顔を見るなり吠える・・・。

「すませんっ!!先輩っ!!遅くなってしまいました・・・。」

と、取りあえず姿勢を正し、開口一番深々と頭を下げ、丁寧に謝った・・・。

「取りあえず座れっ!!」

「ハイっ!」

絶対殴られると思ったので、その場の床に正座しようとすると

「つか、何してんだ!こっち!こごっ!!」

と、隣の椅子を引き、指をさした・・・。

「はい・・・。」

ものっ凄い遠慮する素振りをみせながら

ワザとらしいくらい申し訳なさそうに、先輩の横に私は座る・・・。

「オイっ!どうだったの?・・・先ず?・・・」

そう問いかける先輩の目を見ると、口元以外は全然笑っていないことが解り

取りあえず、あたりさわりのないことを答えなくてはと、切り出した・・・。

「はい・・・。先輩のおかげで、いい想いをすることが出来まし・・・ぐえぇっ!!」

「た。」と、言い切る前に

先輩の丸太のように太い腕から生えた

グローブみたいな両手が、私の首を締めつけ、そのまま頭を揺らした。

これには本当に殺されると思って

夢中でタップをしながら先輩の肩を叩いた・・・。

気が遠くなり、「落ちる」寸前に先輩の手が離れ

普通に「げふぉっ!げふぉっ!」と咳きこんだ私は

すぐに姿勢を正すと、先輩に向かってまた頭を下げた。

「す・・・すません゛っ!!!」

「ぜんっ・・・ぜん、怒ってないしっ!!」

と、言った先輩の言葉に顔を上げると

先輩は目の前のジョッキを豪快に、一気に飲み干した。

と、同時に「ドンッ!」

ジョッキが割れてしまいそうな勢いで、カウンターに叩きつけるように置いた。

「もう行くぞ!!」

と、腰を上げる先輩に私が「はい!」

と、返事をするも、その返事に重なりながら先輩も切り返した。

「お前のおごりな!ここっ!!」

え~っ?!とも思ったが、ここは素直に返事をすることにした・・・。

「うっすっ・・・」

 

駅までのタクシーを拾い、何とか終電に間に合うことができた私達二人・・・。

私は週末の、終電の人の多さに感心しながら

居酒屋の会計金額を思い返し

レジをしてくれた店員の言葉も、同時に思い返していた・・・。

「お客様、お一人様で、ずいぶんと長い時間座られていて

お酒の量もかなり進んでいたので、心配をいたしておりましたが

お連れ様のお迎えが来てくれたので、本当に助かりました・・・。」

合計金額¥12,000の数字に

わなわなと震えながら立ちすくむ私に

店員がいらぬ感謝を小さく呟いたあと、私も小声で店員にそっと問いだした。

「あの~、あの方、何時頃からここにいました?」

「ん~・・・開店して間もなくですから、7時前くらいですかね・・・。」

「・・・・・。」

その時刻は丁度

私は彼女と居酒屋に入って、すぐくらいの時刻である・・・。

 

人が多いと云っても、流石に終電ということで

先輩の隣の座席に座ることも出来たが

私はあえて先輩に遠慮し、先輩の斜め前の吊革に捉まり立っていた・・・。

電車が走り出してすぐの、次の駅にも到着しないくらいの、ほんの僅かな時間に

先輩は大きな体を固まらせながら、普通に眠り込んでしまった・・・。

またしばらくすると先輩は、吊革につかまりながら立つ私の目の前で

予定外に呑み過ぎた酒のせいなのか、一切周りを気にすることも無く

デカイ口を開け、猛獣さながらの「大いびき」をあげ始めた・・・。

かなりの不快な騒音に

車両の中が「何事だ?!」と、ざわつくほどの「いびき」を発しながら

デカイ体にデカイ怖顔で爆眠する先輩の姿は

どっからどう見ても、愛しさを感じさせることは皆無であるが

腕を組み、少し眉間にしわを寄せながらつぶる先輩の瞼を見ていると

その姿は、冬が近づく仙台の冷たく寒い秋の夜風よりも

数倍哀愁が感じられる思いがした・・・。

やっぱり先輩は、金メダリストでもなんでもなく

どっからどうみても先輩は、変わらず、そのままの先輩であった・・・。

哀しいかなこれが、納得できる現実の答えだった・・・

ような気がしてしまった・・・。

そして、その哀しすぎる現実を眺めていると

何故か突然、私の中に寒気が走ったのである・・・。

 

いつもの

寮の大きい風呂とは違うシャワーと、裸で過ごした時間があったため

ちと、風邪を引いてしまったかな?と、思った・・・。

到着駅が近づくにつれ、それは断じて違うことに

私はやっと、気が付いた・・・。

と、同時に、その寒気は更に一層強まり

今度は思わず、「おぉぉ・・・」と声が出るほど、大きな身震いをした・・・。

何故なら、その寒気のワケとは・・・

到着駅から寮までの

長~く、歩かねばならない道のりを

何より目の前で、高いびきをあげながら寝てしまっている

0.1トンを余裕で超えていたこの大男を

私は誰の手も借りられず、たった一人で

なんとかして、担ぎ歩いて帰らなければならないという

絶対に逃れられない現実が

今夜の、本当に夢のような一夜の出来事と、その全ての想いを

秋の夜風など、ことさら可愛く思えるくらいの

まるで凍てつきそうに冷たく寒い、真冬の嵐の強風となって

私の心の中から全て吹き飛ばし

身体は勿論、心の底まで凍えさせていたからで・・・あった・・・・・。

・・・・・

・・・

 

 

こんな物語を書いたきっかけは、九州旅行に行った折

中洲の夜の繁華街のあるお店で、私の隣に座ってくれた女の子が

歳若く、20歳になったばかりということで

鼻下を伸ばしながら、お互いの19歳頃の話となった時

恥ずかしながら私の同じ歳の頃と比べると、ずいぶん大人の世界の話だなと

妙に感心させられた会話を交わしたからだ・・・。

そこで私は当時のことを思い出しながら、自分の体験をもとに

少~しだけ色と華を加えた、Blogらしからぬ物語を書いてみたのである・・・。

 

私は常々、「普通の人生」というものは

人の人生には絶対存在しないものと思っている・・・。

例えにもならないかも知れないが

自分だけの狭い部屋に閉じこもり

外界との肌の交流を全て閉ざした生活を送っている人がいたとしても

私から観て、そのような人生もまた普通とは考えられず

逆にそのような生活を送っている人から観て

別に自慢できることもない私の人生だが

細かくある日のことを語れば、それは普通ではないと思うだろう・・・。

勿論それは、生活環境と価値観の違いと云ってしまえば身も蓋もないワケだが・・・。

人から生まれた人間であれば

どんな人だろうとその人生の節々には、大なり小なりのドラマが存在し

それを自分以外の誰かに語れば、それは全て物語となる・・・。

この世に生まれてからその役割を終えるまで

まったく同じことを繰り返すのみならば

それは人ではなく、無機質な感情の無い機械でしかないし

そのようなことは、ただの「物」のみに許されることである・・・。

人はどのようなカタチであろうと

人として生きる過程には無数の物語が存在し

それは人と人とが接することによって、無限の組み合わせの物語となる・・・。

 

私が大好きな人の物語から学ぶそれは

時に生きるためのヒントとなり、戒めとなる。

この世には、夢が叶えられる人もいれば、夢破れた人もあり

想像もつかないほどの理不尽なことに見舞われる人だっている。

しかしどんな立場であれ、それぞれの物語の真髄は

当人以外に理解することが出来ないことも、確かなことなのだ・・・。

そんな無限の物語から私が教えられたことは

どんな人生であれ、考え方を少しだけ変えることさえできれば

良くにも悪くにもなると云うことだ。

素晴らしい人生だと最後に言えた人は

きっと人生の主人公である自分の物語の最後なんかを

考えもしていない人かも知れない・・・。

それはやはり、人が存在する限り

人の物語は無限に存在し、継続し続けるワケだから。

そして私も、その人生と云う、答えのない答えと意味を探しながら

この先の、自分自身の物語をつくり続けて人生を過ごして行く・・・・・。

・・・・・

・・・

 

 

なんか、私のような人間がとても偉そうに

しかも、まるで、最終回か何かのようにまとめてしまいましたが

まだまだ私の書ける限り、このBlogは続きますので・・・。

で、実は今回の「テレクラ」ネタに関しても

この後に続くような、書きたいお話の展開があるワケなんですが

それはまた、追々機会をうかがって、ココにて披露するかも知れません・・・。

つか、このお話は、「物語」であって

私の体験したことを素にしていますが、あくまで、フィクションであります・・・。

リアルさが足りないのも、その理由です・・・。

果たして、こんな「物語」が

秋の夜長の、皆さんの暇つぶしになってくれたのでしょうか?

てなことで

何より、私のとても長くて読みづらい駄文と、駄話に

最後まで付き合っていただいた方、本当にありがとうございました!

なんでもいいので、感想コメントなんかを書いて頂けると

とても励みになるので

読んでいただいたついでに、そんなこともお願いして

このお話を終わりにしたいと思います・・・・・。

 

 

 

 

Memory of 19 ・・・・・ Fin

 

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2008年12月17日 (水)

Memory of 19 Vol.6・・・

Oasis-Wonderwall

シャワーの音を聞きながら

薄暗い部屋の中で、一人思考が混乱している私がいた・・・。

「おいおい・・・。来ちゃったよ・・・。こんなとこに・・・。」

普通に足が震えた・・・。

あわよくばと想う気持ちは

先輩に連れられて街に訪れる時から考えてはいたものの

まさかまさかの、初めての「テレクラ」なるもので

あれよあれよとこんな形で、ここまで何も障害もなくすんなりくるとは

夢の中でさえも想像していなかったことである・・・。

で、本当に夢かも知れないと思ってもいたので

太ももをつねったり顔を軽く叩いたりしてみて

TVのドラマでしていたようなこんな動作は、絶対にありえないと思っていたけれど

実際自分がそんな場面に遭遇すると

本当にやってみたりするもんなんだと感心したりもした・・・。

兎に角落ち着かず、部屋のあちらこちらを覗いてみたり歩き回ったりして

高鳴る気持ちをなんとか抑えようと挙動不審な動きをした・・・。

と、その時、シャワーの音が止み、浴室のドアが開く音が聞こえた。

何故か何故なのか、さっきまでうろちょろとしていたのに

その音に「ハッ!」っとなり

TVの前のソファーの上で正座をし、姿勢を正してしまった・・・。

一瞬見てしまったタオル一枚だけの彼女の姿に

私は視線の先もままならなくなり

彼女の立っている場所と違うところに目を伏せていると

背後から彼女の気配と声がした

「ねえ。軽くシャワー浴びてきたら・・・。」

「はい。」

即答で私は答えた・・・。

 

何度も夢ではないことを確認しながら

もしこれが夢であっても、ことが終えるまでは絶対に覚めないで欲しいと

彼女と唇を重ねる度に、そして抱きながら抱かれながら

美しい彼女の顔と体に溺れるように彼女を求める私がいた・・・。

しかし、そんな行為に溺れている最中でも

初めて彼女と唇を重ねた後に、彼女が言った言葉の意味も考えていた・・・。

「私ね、実は結婚もしてるし、子供もいるの・・・。」

シャワーを浴び終え出ると

先ほどよりも更に暗くなっていた部屋のベットの上で

何も身につけていない彼女の姿を見て、すぐに

男として抑えきれることの出来ない衝動と、行動に駆られた私に

何故か突然、彼女が呟いてきたのだ・・・。

「そんなの関係無いよ・・・。」

そう答えるしかなかった・・・。

そう答えることしかできなかった・・・。

この当時、まだまだ若造もいいところのガキだった私だが

女性との体の繋がりを経験していなかったワケでは無い。

しかし、まだまだ経験不足のガキだったことは自分で百も承知であったため

素直にそのこともすでに彼女にカミングアウトしていた・・・。

そんな私を、彼女はまるで天使のように優しくリードしてくれたし

その時々に魅せる彼女の姿は

まるで手慣れた娼婦のように感じるほど

それまで経験することの無かったような、大人の男と女の体の繋がり方を

私に違和感を抱かせることなく教えてくれた・・・。

そんな彼女のやり方に

私は大人の男としてのマナーと、男の喜びを知り

そして彼女はただの一人の女として、女の喜びを私に求め

お互い、ただただその欲求を満たすためだけの如く

体が感じる想いだけを求めあったのである・・・。

本当に夢ならいつまでも覚めないでいて欲しかった・・・

と、願わずにはいられない

本当に夢のような甘い時間であった・・・。

 

ことが終え、少しの間私の体にもたれながら

私の体を触り続ける彼女の姿を見ながら、私は考えていた。

私は彼女のことを、何も知らない・・・。

彼女も私のことを、何も知らない・・・。

もしかして、私に言っていた名前は、全くデタラメかも知れない・・・。

でもそれは、本当のことかも知れない・・・。

彼女も私の語った名前など、嘘だと思っているかも知れない・・・。

そんな彼女は大人の女性であるにも関わらず、人の妻であるという事実・・・。

ガキだった私が、普段TVのドラマや映画でしか見たことがないようなことを

実際自分が、経験してしまっているという事実・・・。

そしてこのようなことも

もしかして全て、嘘かも知れない現実・・・。

そんなことを静かに考えている私の顔を

美しい彼女の顔が、ゆっくりと優しく覗きこみ

妖しく「ふふっ。」っとだけ笑ってから

かけ布団の奥の、深い闇の部分に、その美しい顔が消えた・・・。

そしてついさっきまで、力なく萎えていた私の体の一部を

彼女が妖しい妖力を使いながら、眠りから覚ます行為を再び始めると

もうそんな私の小さな考えや想いなど

どうでもよくなってしまった・・・。

そして二人は、お互いの体を、再び求め始めたのである・・・。

 

「また何処かで逢えることがあったら奇跡だよね・・・。」

繁華街のはずれの路地を来た方角へ、二人寄り添いながら歩き出ると

いつまでも別れを惜しんでいる私に向かって、彼女はそう切り出した・・・。

携帯もポケベルも無い、ほんの少しだけ前の時代である・・・。

彼女が本当に人妻であるならば

どんなことがあっても私から連絡を取るわけにはいかないし

それに、まだ何も世の中を知らないガキの私に

わざわざ危険をおかしてまで

簡単に連絡できるすべを教えるワケがない・・・。

彼女もこんなことは初めての経験で、一度限りのことだと言っていた・・・。

本当か嘘かは解らなかったが

その時の私は、彼女の言葉を嘘だと思えず、全て信じた・・・。

夢だと思って彼女を・・・

そしてこんな夢のような時間を、この一夜だけで失いたくなかったが

大人としてのマナーと、大人の女性との繋がり方を私に教え

更に大人の男として、今夜の出来事を認めてくれた彼女に対して

その礼儀に逆らうほど私は、まだ大人にはなれなかった・・・。

繋いだ手から彼女のぬくもりが消えるとともに

彼女と私はお互いに違う方向に歩き始め

しばらく行ったところで後ろを振り返ると

もう、そこに彼女の姿は無かった・・・。

そして私は、やっと夢の世界から現実の世界に引き戻されたように

ゆっくりと向きを変え、静かに歩き始めると

先輩の、思い出したくもないあのふざけたデカイ顔が、嫌でも頭にちらつき

先輩と待ち合わせた居酒屋に向かって

戻ることのない、夢のように甘味なひと時と

ついさっきまで繋いでいた彼女の

なんとも言えない手のぬくもりを、何度も何度も思い出しながら

一人ご機嫌な足取りで

再び街に向かって進み始めた・・・・・。

 

 

 

 

Vol.7に続く・・・・・

 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年12月15日 (月)

お詫び・・・

Radiohead-Paranoid Android

この暮れ時の

猫の手を借りても足りないような忙しい時期に

体調をくずし、約ひと月ほど生死の境を彷徨っていました・・・。

せっかく良いペースで書きあげていたシリーズ連載が止まり

楽しみにしていたであろう皆様に、大変ご迷惑をお掛け致しました・・・。

本当にすいませんでした。

で、前回まで続いていた連載は、実は先月の前半のうちに

とっくに書き上げていたもので

もったいつけながら秋の終わる先月中に載せ終わる予定でいましたが

気が付けば、世間は冬になっていて12月も半ばとなり

結果、おもいっきりもったいつけてしまう事態となってしまったことは

自分でも全く予定外のことでした・・・。

楽しみにしていた皆様、本当にすいませんでした・・・・・。

・・・・・

・・・

てなことで

またこのBlogも、ボチボチと継続して書いていきますので

見放さずに、ゆっくり覗いてやって下さい・・・。

 

つーことで

次回からはやっと、「シリーズ連載」の続きです・・・。

知らないうちにコメントも沢山頂いて

歯止めの効かない忙しさに、すぐにコメントの返事も出来なく

大変申し訳なく感じております・・・。

で、こんな駄話なんですが

皆様のお陰で、少々盛り上がって来たっぽい感じになりましたので

(って、そう感じているのは私だけかも知れませんが・・・)

前回までの連載の続きは、近日中にサクサクっとUPいたしますので

これからも宜しくお付き合いをお願い致します・・・・・。

 

 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »