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2009年1月 9日 (金)

ブルー・ブルー・ブルー・・・ Vol.1

Coldplay-Viva La Vida

何処を見渡しても、空には雲一つない青空が壮大に広がっている。

その青空の色はまるで

不純物何一つとないラピスラズリを丁寧に磨き上げて

宝石以上に価値のありそうな特種レンズを創り

それ使って輝く太陽を見ているように思えるほど

美しくも壮大な「スカイブルー」が、見渡す限りの空を覆っている。

 

僕は無意識のうちに両手を広げ

鼻から大きく息を吸い、ゆっくりと目を閉じた・・・。

目は閉じたまま

空に向けた顔の方角を、まっすぐ水平線と平行になるように

ゆっくりと顔を下ろし

そしてゆっくりと、吸い込んだ息を吐きながら

またゆっくりと瞼を開ける・・・。

僕の目の前には

青空の顔料の素となったような

空よりも濃い青色をした、美しい「マリンブルー」の海が見えた。

しかし何処までも続いている青空のように

壮大で美しい青い水平線は見えない。

そのかわり、美しいウネリが5つほどの規則正しい列となって

遠い沖から訪れては崩れ

この空にはない雲の白色を、その青い海に造り出しては消えている。

それは水平線を隠すほど、大きく美しい波の姿だ。

僕はその美しく崩れる波の姿に、今度は全ての感情を奪われながら

透明に近いブルーのキャンパスに、書いては消える不思議な白色顔料を

ひと筆で右側から左側へと

まるで僕に向かって書いてくれているように流れ動く

自然が創り出した美しく崩れる波の情景を

息をする事さえ忘れ、何度も、何度も目で追った・・・。

すると今度は、その美しい波の光景に目を奪われながらも

僕の顔は勝手に笑顔となり

とたんに胸が躍るような喜びが湧きあがった・・・。

けれど僕はいつものように

その気持ちを少しずつ落ち着かせながら

顔は海に向けたままゆっくりと、入念なストレッチを繰り返した・・・。

 

体がすっかりほぐれると今度は

僕にいつもいい想いをもたらしてくれて、それでいてそいつに

意思や感情といったものは絶対ないはずなのに

まるで親友や恋人、いや、体の一部くらいに思っているほど

僕には欠かせない相棒となっていた

「56」と、大きく手書きのブラシを施したサーフボードを、大事に抱える。

そしてストレッチと同じく

海に入る前の大事な儀式となっていた

神様にサーフィンが出来ることへの感謝の意を込めた

僕が勝手に考えた、僕しか知らず僕しか出来ない

僕だけのオリジナルな祈りを捧げながら

集中力を高めて、またしばらく僕は目を閉じる・・・。

(いい波、沢山乗れますように。ケガやボードクラッシュがありませんように・・・。)

そんなふうに、僕だけのオリジナル祈りの仕上げは

図々しくも神様に、一方的なお願いを3回繰り返して完了だ・・・。

そして相棒を小脇に抱え直すと、いつものゲットポジションへと急ぐ・・・。

 

波は僕の立っている岸から見ると

沖へ100mくらい行った場所でブレイクしている。

しかし波が一番最初に崩れる右側のピークまでは

ここからゆうに500m近くあるだろう。

それはこのポイントが、それほど長い距離を伴い波が崩れているからだ。

それでも、リーフの切れ目であるチャンネルから

遠回りしながら沖に向かえば

ただの1発も波をくらうことなく、難なくピークまで行くことが出来る・・・。

岸から覗いて、ピーク周辺を肉眼で細かく確認するには

このポイントは少し距離があるが

サーファーの数を確認することくらいは十分できる。

だけど僕は、このポイントに入っている人数も、入っているメンバーも

すでに分かっていることなので、そんなことは一切気にする必要はない・・・。

それに、この美しい海の水の暖かさも知っているし

波の確かなサイズも、もうすでに知っている。

そしてセットの数さえも・・・・・。

  

 

 

 

Vol.2に続く・・・・・。

 

 

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